記憶術で考えたイメージをマインドマップに描き込む |
塚原美樹です。
マインドマップの「試験勉強」への活用法のシリーズ記事、今日は「その7」です。ぜひ、「その1」から連続で読んでみてくださいね。
さて、前回は、数字を使った記憶術、ナンバーリズム法とナンバーシェイプ法をご紹介しました。年代、金額、年数など、数字に関わることを暗記する際に活用できますよね。
今回は、こうして記憶術で覚える方法を決めたら、それをマインドマップにかいておいて、これを何度も見直すことで記憶を定着させる方法をご説明します。
1.記憶術のイメージをマインドマップに描く
前回、「中小企業支援法」の勉強で、中小企業の定義は業種ごとに、資本金と従業員数で定められていることを例にあげてお話ししました。
整理すると、こんな感じです。
中小企業の定義 |
この数値を覚える方法を、ナンバーリズム法、ナンバーシェイプ法で行う場合、たとえば、資本金をナンバーリズムで、従業員数をナンバーシェイプ法で覚えることもできるということでした。
たとえば、製造・建設・運輸業では、資本金が「3億円」というのは、製造業の人たちは「さんま (ナンバーリズムの3)」が好きというイメージに結びつけ、従業員が「300人」というのは、制服の「おしり (ナンバーシェイプの3)」の部分が破けやすいというイメージに結びつけました。
このイメージをマインドマップに描いていくのです。
マインドマップ 「中小企業の定義」 (作: 塚原 美樹) |
このマインドマップは、上記の表を記憶術で覚える方法を考えた後に、作成したものです。4つの業種と小規模企業者の定義をまとめています。
4つの業種については金貨袋のアイコンを「資本金」の意味に、3人のニコニコマークアイコンを「従業員数」の意味に使っています。それぞれの先に、記憶術で考えたナンバー法のイメージを漫画で描いています。
2.ユーモアを持たせ、すこし大げさにする
記憶術は、ユーモアのあるイメージ、大げさなイメージを上手く使うようにすると良いです。ユーモアがあったり、大げさなものというのは、印象も強く、忘れにくいのです。
バカバカしいと思うようなくだらないイメージ、笑えるイメージは、大歓迎です!
このマインドマップの中には、それぞれの業種の人のイメージが漫画になっています。ちょっと小さいので、ぜひ、画像を拡大して見てみてください。なんとなく、それぞれの業種の特徴をつかんでいませんか? 現実にこういう人がいるかどうかは別として、面白くて覚えやすいイメージを作ると良いのです。
さて、こうして、記憶のためのマインドマップを作ったら、これまで作ったマインドマップを使った復習をしましょう。次回は、この復習の仕方についてご説明しますね。
なお、記憶の原理とつながる脳が自然に行っていることについては、以下のシリーズ記事がありますので、よかったらあわせて読んでみてくださいね。
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