「最後の晩餐」 (作: レオナルド・ダ・ヴィンチ) |
塚原美樹です。
2006年11月。
ちょうど10年前に、マインドマップのインストラクター・トレーニングが初めて日本で開催されました。
選抜された約50名が、トニー・ブザンの講義を受講することができました。
3日間の短いトレーニングでしたが、あの3日間のことは心に焼き付いています。
今では、多くのインストラクターが、マインドマップの本質を伝える講座を開催していますが、当時は、日本でマインドマップのことを本当に語れる人は誰一人もいなかったのです。
ですので、ブザンの講義はそれは新鮮で、深く共感できるものでした。
たしか、1日目の講義の早い時間に、トニー・ブザンが「ダ・ヴィンチの法則」というものを教えてくれました。
歴史上の天才であるレオナルド・ダ・ヴィンチの名前にちなんだもので、天才になるための4つの法則があります。
- 科学の芸術を学ぶ
- 芸術の科学を学ぶ
- 五感を磨く
- すべてのことはつながっている
講義は英語で行われ、たまたま参加していたバイリンガルの人がちょこっと訳してくれるくらいだったので、英語を聞き取り、書き取るのに必死でしたが、その時は、本当にすごいことを教わった気がしたものです。
ブザンの講義というのは、一つひとつがとても磨きこまれていて、真理に迫るものなので、聞いていると「そうだよ、そうだよ」と、つい頷きたくなるような内容なのです。
ブザンの話は、誰もが心のどこかで知っていながら明示化できていない真実を、ご本人なりにきちんとまとめあげ、言葉にしているからこそ、多くの人に響くのでしょう。
この4つの法則は、頭を使うのがそこそこ上手い秀才と、本当の天才の違いみたいなものだとも言えます。
次回からは、この4つの法則について一つずつ見ていきますが、トニー・ブザンが考えた天才になるための「ダ・ヴィンチの法則」については、「マインドマップの学校」ウェブサイトにも掲載しております。
よかったら、こちらもあわせて読んでみてくださいね。
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